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2018年10月

  • ブラジルはポルトガルの植民地で建国され約500年になります。西洋人がくる前は、先住民族のインデオが推定2~300万人住んでいたと言われ、言語系統の関係で大別すると4部族あり、現在推定23万人に減少しております。

    生薬の殆どがインデオの伝承によるものであり、高い文明を誇ったインカ帝国は医学も進んでいたと言われ、伝染病で死ぬ人は無かったと、伝説的に伝える人もおりますが、定かでありません。

    建国当初は労働力としてインデオを奴隷として働かせようとしましたが、労働意欲に乏しく、その代わりとして、16世紀の半ば頃にアフリカより黒人が奴隷として入ってきました。同時にアフリカの動植物も輸入されました。彼らのおかれた境遇から、医薬は天然物に頼らざるを得なかった為に、インデオとの接触とアフリカの伝承生薬の知識との合体で、ブラジルの生薬の幅が広がったことも無視することが出来ません。

  • 地球の肺臓、酸素の大供給地と言われるブラジルも、全地球的な大問題である環境破壊の例外にはならず、まことに憂うべき状態にあります。

    日本の様な山岳地帯が少ないブラジルは、農耕地や牧場の造成が容易で、潜在的には、国土の90%にその可能性があり、この数十年加速度的に森林破壊が進み、連邦政府は私有地であっても厳しく制限をして、伐採許可の無い伐採に厳しい取り締まりを実施しております。しかし、あまりにも国土が広く対処しきれないのも現状です。

     

    乾期に発生する自然発火の森林火災も消火活動は、行われず自然消火任せであり失われる森林は毎年膨大です。

  • ブラジルは日本の約22倍の広大な大陸で、そこに生息する動植物は数しれない。薬用植物も2~3,000.種類に及ぶと言われているが、まだまだ未知の部分も多数有ると言われております。

    国土の面積は約8,511万.平方キロで米国に次ぐ世界5番目の大国です。推定人口はおおよそ1億6,000万人と言われています。

    北緯5度16分から南緯23度45分に達し、北はアマゾン地域を含む熱帯気候であり、南は毎年降雪のある温帯気候で変化に富んでいます。

    植生の上で最も広いのは、アマゾン川流域を主とする熱帯雨林で54%北半分を占めています。東南部にはセラードと言われるサバンナ地帯が広がり23%を占め、低木と草原の混じる乾燥地帯があります。東北部にはサバンナより更に乾燥の激しいカアチンガ地帯が約10%広がり、サボテンその他棘の多い低木が主となります。東部大西洋に沿った地帯には亜熱帯林が有りますが、開拓が進み僅か2%しか残っておりません。中南部には、ボリビヤと国境を挟みパンタナルと呼ばれる大湿原があり、日本の本州ほどの面積で、湿地性動植物の宝庫となっています。